こんにちは。JCBデジタルソリューション開発部/JCB Linkチームでプロダクトオーナーをしている原田です。
2026/05/20(水)に株式会社丸井グループとJCB(JDEP)にて、交流会イベントを共同開催しました。
当日は丸井グループの株式会社マルイユナイト、株式会社Mutureの他に総勢50名強の「金融×内製開発×アジャイル」という文脈で繋がる複数の金融系企業の方がご参加され、オフラインの場で交流を通して互いの悩みや知見の共有をしました。
1. 交流会イベントについて
クレジットカードを扱う事業を行なっている点や内製開発を行なっている点で親和性がある両社。そんなJCBと丸井グループで働く人たちが接点を持てば、双方にとって新たな気づきや刺激を受けられるのではないか?将来的には共創の観点で何か新たな取り組みが一緒にできるのではないか?そして、交流会してみたら純粋に面白そう。そんなきっかけから交流会の企画が立ち上がりました。
第1回目の今回は、参加者が明日から会社で実践できる知見や新たな気づきを得ることを目標としながらも、成功の循環モデル1でいうところの「関係の質」を高めることに焦点を置き場を設計しました。
その結果、一般的なテックカンファレンスや交流の手法として用いられるOST2とも異なる以下の構成で行いました。
- オープニングトーク&諸注意
- Lightning Talk
- 交流トーク①
- パネルディスカッション
- 交流トーク②
- クロージング
会場は丸井グループさんの本社にある共創HALLをお借りして開催しました。

2. Lightning Talk
Lightning Talk(以下LT)では、JCBとマルイユナイトから1名ずつご登壇いただきました。実は2人とも社外向けの発表登壇は人生初とのことでしたが、ビギナー感を微塵も感じさせない堂々たる登壇でした。
事後アンケートにも沢山の学びや気づきがあったという声が参加者から届いており、両名ともに素晴らしいLTでした。
先攻LT:JCB代表
JCBからはMyJCBチームでスクラムマスターを務める鈴木さんにご登壇いただき、JDEPの立ち上げ初期から在籍している鈴木さんだからこそ話せるJDEP体制のお話や、担当プロダクトであるMyJCBアプリの開発におけるお話をされました。
パーキンソンの法則3などを引用しながらスクラムにおける実体験としての課題やスクラムマスターとして行なっていることについてお話されていました。
参加者からは共感だけでなく、新たな気づきを得られて学びに繋がったという声も多数上がっていました。
そんな鈴木さんが執筆されたTech Blog記事はこちら
- iOSアプリでマイナンバーカードを扱う 〜リリースまでのポイントを添えて〜
- MacでもAndroid端末のミラーリングが快適に行える!scrcpyのご紹介
- Whiteboards for Jiraでレトロスペクティブを改善する
後行LT:丸井グループ代表
丸井グループからは、マルイユナイトの工藤さんにご登壇いただきました。「企画と開発のあいだで施策をつなぎ直す」というテーマでお話をされました。
施策は「要件」として来るが、 ユーザーには「体験」として届く。
冒頭のこの一言で、会場全体が掴まれ、IT業界やUXデザインの分野における本質的な話をするための空気感が出来上がりました。
LTという短い時間の中で「本質的な課題を正しく掴み、ステークホルダーを巻き込むことがいかに重要か」ということをお話いただきました。

2. パネルディスカッション
パネルディスカッションには、金融機関に所属する2名と、Mutureの執行役員兼マルイユナイトのCPOでもある兼原さん4に、JCBからは昨年レッドカーペットも歩かれたMyJCBアプリのPdMを務める浜辺さん5に登壇いただき、テーマに沿ったディスカッションをしていただきました。
テーマ①事業指標とプロダクト指標どう繋いでいる?
ひとつ目のテーマではマクロの視点として、経営や事業戦略と実際の開発をどう繋いでいるのかというお話が繰り広げられました。事後アンケートにて、「先行指標や遅行指標についての例え話が腑に落ちた。」「普段の業務では聞けない、視座の高い人たちのフラットな話を聞けて勉強になった。」といった声が参加者から多数あげられていました。
テーマ②内製化・アジャイル推進の現場のリアル教えて!
ひとつ目のテーマとは嗜好を変え、ミクロの視点でのテーマでディスカッションを繰り広げていただきました。これまでの業務の中で経験した具体的な戸惑いや、それを乗り越えたプラクティスのお話から、チーム名の話まで広がり非常に盛り上がりました。参加者からも、「同じ悩みを抱えていて親近感を覚えた」「似たような課題感を持っているなと感じるところもあれば、めちゃくちゃ進んでいる企業もあり、学び&刺激になった」といった声が多数ありました。

3. 交流トーク
交流トークはLT後とパネルディスカッション後の2回開催しました。また、途中で席替えを促してみたり、運営側としては参加者がより多くの人と交流できるようにしてみました。
一般的なOSTでは参加者が話したいテーマをその場で考案・発表し、テーマについて話たい人が集まりディスカッションするという形式をとりますが、今回はOSTよりも自由に、各々が好きな話をして欲しい。という思いからあえてテーマ単位でのテーブル分類は行いませんでした。
参加者からは「所属会社だけでなく、視座や職種も異なる人と話ができて勉強になった。」「金融、内製開発、アジャイルという文脈が同じで、専門用語が通じる状態で話をできたのが良かった。」などの感想が寄せられました。
4. 主催者としてのふりかえり
▼満足度&次回参加意欲

事後アンケートの集計結果としては、嬉しい声が多数を占め満足度の高い会となったことが伺えます。アンケート結果に一安心した一方で、主催者としては課題という名の収穫も得られた会となりました。中でも、参加者同士の交流の深化や、負荷なく持続するための運営体制構築といった課題が浮き彫りになりました。
スプリントレトロスペクティブ同様に、良いところは伸ばし、課題は改善したうえで次回の共創イベントにつなげていきたいと思います。

末筆にはなりますが、構想段階から事後のアンケート取りまとめなどの運営を伴走してくださったMutureのお2人。LTやパネルディスカッションに登壇いただいた方々。会場提供から設営、入館の誘導までご対応いただいたMuture、マルイユナイトをはじめとする丸井グループの皆様。そして、会場にご参加いただいた皆様。業務をカバーしてくださり交流会に温かく送り出してくれたJCBの同僚皆さまに最大の謝意を表します。(Special thanks to the amazing team!)
5. JCB採用強化中!
最後に、JCBでは我々と一緒に働きたいという人材を募集しています。一緒に世の中を支えるプロダクトをつくったり、こういった共創イベントを開催しませんか?
詳しい募集要項等については採用ページをご覧下さい。
- ダニエル・キム氏が提唱した、関係の質を高めることで思考・行動・結果の好循環を生み出す組織開発モデル。↩
- Open Space Technologyの略。アジェンダ(議題)を事前に決めず、参加者がその場で持ち寄ったテーマをもとに、自発的にグループに分かれて対話する自律型の対話手法。↩
- イギリスの学者シリル・ノースコート・パーキンソンが提唱した法則。「仕事の量は、与えられた時間を使い切るまで膨張する」という法則。↩
- 安く、早く、で終わらせない。丸井グループのDXが向き合う内製化の“本質”とは↩
- MyJCBアプリが国際的デザイン賞を受賞!ユーザー目線の使いやすさを追求したデザインとは?↩